2012-07-29 (日) 13:07:04
OpenPNE は Smarty を使用していますが、そのテンプレートを修正したい場合、直接オリジナルのテンプレートを編集するのではなくカスタマイズ用のテンプレートを作成して修正することができます。
ディレクトリは下記になります。 オリジナルのテンプレート
/openpne/webapp/modules/pc/templates/
カスタマイズ用のテンプレート
/openpne/webapp_ext/modules/pc/templates/
/openpne/webapp_ext/modules/pc/templates/ ディレクトリは最初からはないので作成します。
次にカスタマイズしたいテンプレートをオリジナルのテンプレートディレクトリからカスタマイズ用のディレクトリにコピーします。
次に /openpne/config.php の
define('USE_EXT_DIR', false);
を
define('USE_EXT_DIR', true)
に変更すれば、カスタマイズ用ディレクトリにテンプレートが存在すればそちらを優先して使用されます。
カスタマイズ失敗してもカスタマイズ用のテンプレートを削除すればオリジナルのテンプレートが使用されますので、便利ですね。
この /openpne/webapp_ext/ ディレクトリはテンプレート以外でも webapp ディレクトリのファイルを上書きできます。 http://www.syuhari.jp/blog/archives/tag/smarty
http://trac.openpne.jp/wiki/pne-xhtmlcss/tips
以前のバージョンだと、http://bestpc.s153.xrea.com/pukiwiki/pukiwiki.php?%A5%CB%A5%C3%A5%AF%A5%CD%A1%BC%A5%E0%A2%AA%B2%F1%BC%D2%CC%BE のように、「ニックネーム」が現れるファイルを全部変更するようですが、2.12 では、
/OpenPNE_DIR/webapp/modules/admin/validate/do/update_c_admin_config_word.ini
で設定するようなので、ニックネームを氏名に変更。
スタイル指定の例追加するスタイル指定の記述の例を紹介します。どんなセレクタを指定すればいいのかについては後述します。
始めに、セレクタについて簡単に説明をします。
body { スタイル宣言 } .partsHeading { スタイル宣言 } #Container { スタイル宣言 } #Body .homeMainTable th { スタイル宣言 } #Body, #Container { スタイル宣言 }
開き中括弧 { の前に body や .partsHeading などと書いてあります。この部分をセレクタといいます。セレクタは、スタイル指定の対象が『どこ』なのかを指します。
body { background-image: url(画像のURL); } #Body, #Container { background-color: transparent; }
body要素に対して背景画像を指定します。
配色設定から指定できる背景色が #Body と #Container に適用されているので、背景色を透明に指定します。
#Container { margin: 0 auto; }
左右のmarginをautoにすることで、ボックスは中央に配置されます。
#Container { margin-left: auto; }
左のmarginだけをautoにすることで、ボックスは右寄せになります。
home系とは、h_home, f_home, c_home のことです。プロフィール確認ページ h_prof にも反映します。
#Body .homeMainTable th { border-color: #FF0000; background-color: #000000; color: #FFFFFF; font-weight: bold; } #Body .homeMainTable tr:first-child th, #Body .homeMainTable tr.first-child th { border-color: #00FF00; }
homeMainTable クラスのパーツの中にある、th要素(テーブルの見出しセル)に対するスタイル指定です。
"first-child" と記述している部分は、テーブルの1行目のth要素だけを対象とするようなセレクタの記述です。
#Body ul.photo { text-align: center; } #Body ul.photo li { margin: 0 10px; }
photo クラスのul要素に対して、インラインをセンタリングする指定を記述します。 li要素は既存のスタイルで display: inline が指定されています。 li要素の左右のmarginを指定して画像の間隔を調整します。
日記は diaryDetailBox クラス、トピックは topicDetailBox クラスですが、共通の ul.photo をセレクタにすることでスタイル指定を共有できます。日記記事、トピック記事以外に、同じクラスが使われているイベント記事にも適用されます。
OpenPNE Add comments OpenPNE で写真のアップロード機能を作成していて調べたことをまとめておきます。
OpenPNE では画像をDB に保存しています。保存するテーブル名は c_image です。 このテーブルにはプロフィール写真や日記の写真、スキンの画像などが保存されるようです。
CREATE TABLE c_image ( c_image_id int(11) NOT NULL auto_increment, filename text NOT NULL, bin longblob NOT NULL, r_datetime datetime NOT NULL default '0000-00-00 00:00:00', `type` text, PRIMARY KEY (c_image_id), KEY filename (filename(100)) ) ENGINE=MyISAM DEFAULT CHARSET=utf8;filename
画像のファイル名、任意につけていいみたいですが、プロフィール写真だと
m_2_1188204858.jpg
という感じです。 最初の 「m 」はたぶんプロフィール写真を表す文字、
次の「2」はプロフィール写真のNo(2番目にアップした写真)
次の10桁の数字は多分 time() 関数で取得したアップロードした時間
bin base64_encode した画像ファイルのバイナリデータ type 画像のタイプ( jpg | gif | png ) r_datetime 登録日時
c_image テーブルに格納した画像を表示するHTML
<img src="/img.php?filename=m_2_1188204858.jpg&w=180&h=180&m=pc">
Smarty のタグで書くと
<img src="({t_img_url filename=$pet.image1 w=180 h=180})">
filename に c_image.filename を指定して、 w, h に幅と高さの最大値を指定する。
幅と高さは最大値を超えると自動的にリサイズする。
http://www.syuhari.jp/blog/archives/tag/smarty