09 15 2000 48,899 km
石手川ダム

9月7日貯水率 52.1%(前日比 -0.6 ポイント)

9月15日の貯水率66.6%
瀬戸内海沿岸は雨が降らない、というのは、香川県坂出(さかいで)に塩田が盛んだったという史実からも想像がつくでしょう。
私が在住する愛媛県も、やはり瀬戸内海沿岸に位置し、年間降雨量は国内でも少ない部類に入るはずです。なので、「ソーラー発電」「ソーラー湯沸し」など日照にまつわる事業展開には有利な土地柄と思われます。そして、何よりも、二輪にはやっぱり晴れが有難いのは皆さんも異論はないですよね。:-)
ところが、あまりにも雨が少ないと、困った事になってしまう場合もあります。写真は、愛媛県の県都である松山市(人工45万)の水瓶である石手川ダムです。

6年前の1994年夏、記録的な渇水となった松山市は、時間断水というよりは、時間給水といった状況に陥り、腎臓病の病人さんの透析用の水を自衛隊が陸送するといった騒ぎにまでなった経緯があります。今年は、それと同等あるいはそれ以上の渇水だと市民は危機感を募らせています。地方誌やローカルニュースでは、毎日のように「本日の石手川ダムの貯水率は....」と情報提供してくれます。

ここ一週間ほどは、結構まとまった雨が降ったと思ったのですが、それでも、ダムの著水率は思ったほどには回復していませんでした。
東海地方には、一晩で500mmを越える雨量があり、稀に見る洪水被害が出ているというのに、愛媛県の松山市では大した雨量にならず、渇水は相変わらずといったところです。

日本は広いというか、自然はままならぬというか.....
いろいろ思いをめぐらせていると、やっぱ、人間が密集し過ぎているというのが、結局自分たちの首を締めているように思われる......今日この頃.....

この石手川ダムともう一つの玉川ダムの二つのダムサイトのワインディングを経由する国道317号線を含む通勤ルートは私の「渇水巡視ルート」として、月に2〜3回は走る路でもあります。 (^^;

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