大型自動二実技教習第1時間目
【大型自動二輪教習1/12】
大型自動二輪教習の最初の一時間目。

普通二輪免許を二日前に取得したばかりなので、教習所の手順はしっかり覚えてい る。が、400ccクラスのバイクの経験は、正味、教習所で乗った17時間以上のもので はない。 手順については、有利だが、経験はゼロに等しい。いや、ゼロと思ったほうが良いだ ろう。
なにはともあれ、教習所へ着いてまず、教習原簿を受け取った。 とそこへ担当教官がひょっこり現れ、あ「あ!こんばんは。早速ですが、大型のコー ス図を貰って、コース覚えておいて下さいね」との事。 受付のオネイサンから二部貰って覚える、おぼえる、オボエル........
当然最初は、取り回しと、引き起こしから始まるだろうから、ヘルメットは付けずに 手袋だけはいて待機する。 駐輪場には、アイドリング中の「ナナハン」が居た。
教官が、「じゃ、このバイクのエンジンを止めて、コース外周に持っていって下さい」
「じゃ、次は、このバイクを起こして下さい」とバイクを倒す。
で、バイクを起こすと、
「はい。では次は、センタースタンドを立てて下さい」
「はいできましたね」と、ニヤリとする。
「まぁ、ルーチンですから。一応やらないとね。ところでKさん、大型の一段階の コース覚えました?」
「はい!」
「じゃ、発進して練習してて下さい。大型バイクに慣れて下さい。急制動なんかは、 あんまり無理はしないように。じゃ、どうぞ!」
というわけで、生まれて初めて「ナナハン」に乗った。
感想?!
そりゃーこの、一言だよね。

『楽しいぃ!!』

次元のちがう世界がそこには有ったのです。
同じ二輪の乗物なのに、自転車よりは、原付バイクが、ちょっとは楽しい。 原付バイクよりは中型二輪が楽しい。 ここまでは、昨日まで思っていた事だけど、今日は違うのよね。

中型よりは、大型のほうがずっと楽しい。

これは、自転車:原付=1:10とすると、
原付:中型=1:10
で、さらに、
中型:大型=1:30
位の差があるように感じます。
確かに、中型バイクと大型では、重量が3:4位なのに、馬力やトルクが1:2位 違うので、確かに重く大きなバイクなんだけど、パワーが有るので自由になるのよ ね。 つまり、アクセル・ワーク一つで意のママに操れるんだな、これが。
これは、正直言って、ズッポリとはまりました。
これまでの乗物(四輪を含む)とは、完全に一線を隔した別世界です。
もっとも、良い事ばかりではないようです。それはおいおい.....

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