大型自動二実技教習第11時間目
11【1999年11月30日2】
大型二輪の教習もこの時間を入れてあと二時間で終りである。
もちろん、次の「見極め」に合格したら、という事である。
項目や、法規走行など、いろんな要素がある二輪の教習であるが、この教習によって
自分の二輪二対する弱点がはっきりした。これは、二輪という乗物に限らず全ての乗
物、いや、全ての未知なる事象についての私の姿勢に通じるのかも知れない。
それは、必要以上に身構え、自然体で向き合えなくなるという事らしい。
相手が強ければ如才なく擦り寄って柔軟になるが、弱ければ力で螺伏せようとするら
しいのだ。要するに、日和見、あるいは、不器用ともいう。
二輪は、極低速の時には兎の如く従順で乗り手の力量に敏感に反応するが、一旦速度
に乗ってしまうと、猛虎の如くで、乗り手が上手になだめないといけないらしいのだ。
私は、オフロードバイクには良く乗っていたので、後者は手慣れているが、前者が苦
手なのだ。オフロードだとさぞかし低速の取り回しが上手だろうと思われるかもしれ
ないが、トライアルとは違って、オフロードというのは、如何に速く走り抜けるかと
いう部分が結構大きいものだと思う。
というわけで?極低速でのコントロールがヘタクソなのだ。普通二輪だと何とか誤魔
化してクリアーしていた科目も大型となると誤魔化しが効かず、苦労しているのだ。
まぁ、たった12時間の教習で大型二輪の全てを会得できるという人の方が少ないのだ
ろうけど.....。