大型自動二実技教習第6時間目
6【1999年11月21日2(11:00〜11:50)】
今日から2段階である。
つまり、前回の見極めは通ったという事になるが、実は自信が無かった。
自分でも、低速の操作技術が未熟であるのが良く解ったからである。
だから、この時間の教習原簿を貰って、一番に一段階の見極めの欄を見たのだ。そこ には、良好の所に丸がついていた。ホッと一安心した。取り敢えず通ったことに違い はないが、自分自身で納得している訳ではない。きっと、何処かでつけが回ってくる ような気がした。
とはいえ、新たな段階に突入する訳である。顔を上げて進むしかない。

最初の科目は、慣熟走行だそうである。
大型自動二輪という「モノ」に慣れる為の科目なのだそうである。とにかく、教官に 付いて四輪のコースへ出る。で、法規走行ではないので、確認動作は必要ないとの事。 とにかく付いてくるようにとの事。で教官が走り始めたので、その後を付いて行く。
ななな、なんじゃぁ〜!!?このスピードは!うっかりしていると離されてしまう。 いや、そうではなく、必死について行かなければならない。教官は、涼しい顔をして 四輪のコースのS字や、クランクのコースを縦横無尽にほとんどステップを地面にこ すって火花が出るくらいにバイクをバンクさせて走って行く。 付いて行くのに精いっぱいといったところであるし、コーナーでは確実に置いて行か れるので、僅かな直線で加速するが、またすぐコーナーなので「おーい!まってくれ ぇー!」といった心境である。 当たり前のことだが、改めて運転技術のレベルの差を目の前で見せつけられた。教官 は二輪という乗物の限界を熟知していると思われる。一方私は、限界が何処なのかが 解らず、限界に達する前に自分にビビリが入ってしまっているように思われた。 一度、限界というモノを見てみたいという悪魔の囁きが聞こえてくるのであった。 でも、これって、楽しい!!
と思っていたら、次は小旋回との事。 地面に書かれた幅1mほどで、直径4mの8の字の中を走るというもの。 アクセルとリアブレーキで速度を加減しながら回る回る。目も回る。
で、その次が、ちと難儀な課題。 こんどは、その円の内側から出ないように回るのだ。 これは、大変。ハンドルは殆どフルロック。ギアはロー。でもそれでも速いので、半 クラッチにする。それでも速い時は、これまたリアブレーキで速度を殺す。 つまり、半クラとリアブレーキで速度を作るというイメージなのだ。 これって、どっかで.....そう。一本橋に使うテクニックなのよね。ううむ。もっと早 く教えて欲しかった.....。
で、次の科目は、(ふぅ、今日は盛り沢山だなぁ)波状路。 高さ5cm上辺5cm下辺15cmの台形の断面を持つ70cmの棒が地面に1〜1.4mの間隔で 10mほど並べてある所を、立った姿勢で通過するのだ。 通過時間は、5秒以上かける事になっている。 つまり、ここでも、半クラとリアブレーキ、それに、こんどは、アクセルワークも入っ て来るのでした。
まぁいろいろ教わりましたし、ビビらされもしました。とくに波状路は、鉄板で出来て いるので、滑べりやすいとの事。特に雨が降ると後輪がつるっと滑べって転びやすいと のこと。 私も何度か普通の日に波状路でこけている人を見た事があるのだ。
でも、5秒台で通過するだけなら、そうむづかしくは無いように思うのでした。 それよりは、問題は姿勢で、立った姿勢がややもすると腰引けになってしまいやすいの で注意を要するのでした。
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